森博嗣、Gシリーズ第4弾。今回の事件は、山吹・加部谷の乗った深夜バスがジャックされます(突飛だ)。バスの乗客には《εに誓って》という謎の団体に所属する者がいて・・・
約半分がバスの中の出来事なので絵的にアクティブでないぶん、各章での視点の入れ替わりや心情にウェイトが置かれていて、ちょっと目新しい。
毎度のように書いている気がするが、森ミステリの犯人は大仰なトリックをしかけない。今回のバスジャック犯など性格は?だが、行動としてはいたって普通。つまり、作者が仕掛けたトリックを読者が見破れるかどうか、が森読みの醍醐味なのだろう。などと、かまえて読み進めていたら、作品内にもありましたよ、トリックが(これが裏か!?)。コアなファンなら「あ、アレと同じじゃん」と気づくかも。
「知るという行為は、情報を自分のものにする。それは明らかに、ある種の支配です」
海月君のセリフ。読み返してみて、かなり核心にせまってるのに気づく。犀川先生もかなり初期のうちに見抜いてる感じでした、流石。
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