・・・それぞれに秘密を抱えた学部内の6人の人物の視点で謎を追うポエティックミステリィ
(裏表紙のレビューより)
最新作ではなく、2002年7月初出の単行本のノベルス落ちを待っていたもの。単行本同様にコジマケンのカラーイラスト満載でお得な感じ。ほとんど森博嗣の「浮遊研究室」のノリです。
ひとつの章が短く6人の各視点とひとり語りでストーリーが進んでいく。登場人物はほぼこの6人だけ。刑事なんぞは名前すらなくA、B、Cで区別されている。その6人のうち2人はやがて被害者になり・・・さて、犯人は誰でしょう?というわけだ。
読み終わって、あいかわらずの詩(的な表現。無機質であるがゆえ理的)にも唸らせられるが、実はライトな文体とポップなイラストでうまく記号化された上質なパズラーになっている、という部分がすごい。本を手に取った時点から作者の罠は始動してます。最後まで見抜けず、くやしうれしい。
ちょっと今までの系譜とは違う、実験的な作風とトリックがうまく融合した作品。おすすめです。
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プチイラストかっこええ。しかしアドレスがすごすぎ。-27日19時