歳を取ると時間の進み方が早く感じるけど、同じような現象に、行きと帰りでは後者の方が時間が短く感じるなんてことがありませんか(どうでしょう?そう感じてもらわないと、話が進まんのですが)。知らない場所への旅行なんかで自分で運転している時になど、この感覚は顕著にあらわれる。たぶん、電車や他の乗り物でも感じるのじゃないかな。自分なりの仮説としては――
知らない場所へ向かうということは、未知の情報がたくさんあるわけだから、それらを認識したり、判断・想像もろもろと外部からインプットと記憶のセーブのため脳ミソがフル回転している状態なのだと思うのな(ここからフランク)。同じ道を戻って帰るとすれば、一度見た、ようするに経験済みの状況だから、脳の中の記憶(キャッシュ)で補完して、現物の道や景色をちゃんと見ていない、認識していない、2度目なので感動もない(か薄い)。そんな、アイドルタイム@脳な状態になるんじゃなかろうか。
子供の頃や若い頃は、知らないことや初めて経験することばかりで、データを蓄積したり分類したり、事象に対応するのに判断や工夫も考えなきゃならないと、いつも脳はクリエイティブな働きをしているよね。一方、歳を取るとそういうのがなくなって、過去の記憶を引き出して比較・対処するような仕事ばかりをさせられていることになる。何度も繰り返しているうちに、記憶のしまい場所やパタンーマッチなんかが最適化されてきて、さらに行動は定石化されて「ここでこうなったら、この一手」「で、ああなるはずだから、hoge を返す用意」みたいな単なる筋肉反応や脊髄反射で時間を過ごしてしまう。あんまり脳ミソは起きていないから、気づくと時間が過ぎていたりする。
でも、何かに集中していると時間が短く感じるってのもあるね。これはたぶん、目の前のこと以外は脳が処理していない、つまり全体量として働いている部分はわずかである、ということではなかろうか。恋人に会えない時間は、仮想敵のことやその攻め方を各方面から計算・分析・妄想(フル回転で)しているから長く感じる。で、会っている時間は恋人以外は眼中に入らないから短く感じる――んじゃないかなぁとか、過去の記憶を照合してみますた。
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