夜から未明にかけて雪が振り、昼に気温が上がり消えるというのが2日続いた。今夜も天気予報は雪らしい。
雪の少ない地方に住んでいるので、仕事に影響がでることに目をつぶれば、雪が降るのは単純にうれしい。だんだんと積もってゆくのを眺めてはわくわくし、溶けてしまうとなんとなく残念だ。小説や映画のような、もっとシンプルに花火を見ているような感覚に似ている。生まれて成長して消えてゆく、そんな命のメタファを雪の姿に見ているのかもしれない。
太田裕美の曲に”海に降る雪”というのがあって、確かに聴いたことがあるはずなのだけど、サビの部分しか思い出せない。
海に降る雪の 海に降る雪の 降り積もれない悲しさ
雪山には幾度となく訪れた。道といわず山林といわず、すべてを覆い尽くそうとする荘厳さには感動した覚えがある。そこでは雪は主役だった。しかし、今まで海の雪は一度も見たことがない。ごくあたりまえの風景なのだろうけど、確かに一瞬で消えてゆく、海に降る雪は悲しく感じるかもしれない。なぜ人は、雪に積もろうとしていると、そんな意思を感じてしまうのだろうか。
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